2015年8月8日土曜日

【2015.8.6 広島平和式典】70回目の「原爆の日」 国民から野次を浴びせられる安倍総理

広島原爆投下から70年、平和記念式典営まれる

2015年8月6日(木) 21時28分



広島で人類史上初めて核兵器が使われてから6日で70年です。大きな節目を迎え、被爆地・広島は深い祈りに包まれています。

「いたるところに死体が横たわって、すごい光景だった」(被爆者〔87〕)

「親を亡くして苦労した人生を送った人が大勢いるから、こういうことは2度とないよう」(父親を亡くした男性〔79〕)

原爆投下で、その年の末までに14万人が亡くなったとされ、今なお、放射線による障害に苦しめられている人がいます。

「武力に依存しない幅広い安全保障の仕組みを創り出していかなければなりません。その実現に忍耐強く取り組むことが重要であり、憲法の平和主義が示す、真の平和への道筋を世界へ広めることが求められます」(【平和宣言】広島市 松井一実市長)

松井市長は日本政府に対し、核兵器禁止条約などの議論の開始を主導するよう求めました。

「現実的で実践的な取り組みを着実に積み重ねていくことにより、『核兵器のない世界』を実現する重要な使命があります」(安倍晋三 首相)

安倍総理に対しては、挨拶の後、安全保障関連法案に関してやじが飛ばされる一幕もありました。

この後の懇談の場でも、被爆者団体代表が安全保障関連法案の撤回を求めました。

「内容上も、手続上も憲法に違反する。憲法の破壊は、日本を戦争する国に変え、再び戦争の悲劇を招くことになる」(被爆者団体代表)

「戦争を未然に防ぐためのものであり、国民の命と平和な暮らしを守り抜いていくためには必要不可欠であると考えている」(安倍晋三 首相)

被爆70年の平和記念式典は過去最多の100か国が参列する大規模なものでした。

「今までは平和だと思っていたが、最近それを感じなくなって悔しい」(遺族)

一方で、被爆者の平均年齢は80歳を超え、70年前の記憶をどう受け継いでいくかが大きな課題となっています。

参照元 : TBSニュース












広島原爆の日:首相「非核三原則」に触れず 平和記念式典

2015年08月06日 08時55分



◇平和記念式典 松井市長が平和宣言

広島は6日、米国による原爆投下から70回目の「原爆の日」を迎えた。松井一実・広島市長は平和宣言で、いまだに遠い核兵器廃絶に対し「そのための行動を始めるのは今だ」と呼びかけ、平均年齢が80歳を超えた被爆者の支援策充実も求めた。国会で議論が進む安全保障関連法案には直接の言及はしなかった。また、安倍晋三首相はあいさつで「核兵器のない世界を実現する重要な使命がある」と述べた一方、歴代首相が触れてきた「非核三原則」の文言は盛り込まなかった。

広島市中区の平和記念公園には夜明け前から多くの人が訪れ、「過ちは繰(くり)返しませぬから」と刻まれた原爆慰霊碑などの前で手を合わせた。午前8時から始まった平和記念式典には被爆者や遺族ら約5万5000人が参列し、海外からも過去最多の100カ国と欧州連合(EU)代表部が参列した。核保有5大国では米英仏露の代表が出席。米政府高官として初めてガテマラー国務次官が参列した。中国は欠席した。

原爆投下時刻の午前8時15分、参列者は1分間の黙とうをささげた。松井市長は平和宣言で、改めて「全てが1発の原子爆弾で破壊された」と強調し、故郷や家族を奪われた被爆者の悲痛な叫びを「戻してくれ」を意味する広島の言葉「まどうてくれ」で表現した。犠牲者には日本人だけでなく、朝鮮半島や中国、米軍捕虜の人もいたと述べた。

また、人類の未来のためには、非人道の極みである核兵器の廃絶を目指さなければならないと訴え、被爆者のメッセージとして「人類愛」と「寛容」を世界の政治指導者に提示。核兵器廃絶のための行動を促し、NGO「平和首長会議」の会長として2020年までの核兵器廃絶を改めて訴えた。

来年日本で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)も取り上げ、オバマ米大統領らに被爆地訪問を呼びかけ、核兵器禁止条約など法的枠組みの議論の開始を求めた。日本政府には議論を主導するよう期待を込めた。武力に依存しない安全保障の仕組みを創出するよう世界の政治指導者に訴え、「日本国憲法の平和主義が示す真の平和への道筋を世界へ広めることが求められる」と述べた。

3年連続の出席となる安倍首相は「核兵器のない世界の実現に向けて、一層の努力を積み重ねていく決意」を表明。今秋の国連総会で新たな核兵器廃絶決議案を提出すると述べた。原爆症認定については審査の迅速化を表明した。

式典では、松井市長と遺族代表の2人が、この1年に亡くなった5359人の名前を記した原爆死没者名簿2冊を原爆慰霊碑下の奉安箱に収めた。名簿に記された人数は29万7684人、名簿は計109冊になった。

「こども代表」で「平和への誓い」を読んだ桑原悠露(ゆうろ)君(12)と細川友花(ゆか)さん(11)は昨年8月に広島市北部で75人の犠牲者を出した土砂災害に触れ、「大切な人を失う悲しみは、想像することができる」と思いをはせ、自分たちのできることから始めようと呼びかけた。

また、海外に住む被爆者と遺族計10人が、被爆70年事業で招待された。会場は高齢化した被爆者に配慮し、ほぼ全面が大型テントで覆われた。【高橋咲子】

参照元 : 毎日新聞








平和式典なのに、戦争法案を絶賛推進中の国賊売国奴の安倍が出席するなどトンデモない!どの面下げてスピーチしてんだ?

そりゃ国民から野次を飛ばされるでしょ。安倍晋三のスピーチ後に拍手した国民がいたことにガッカリしました。平和式典に来ていた国民から一斉に抗議の野次を浴びせられればよかったのに。






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